先日、入社2年目の働く仲間を対象とした、フォローアップ研修が行なわれました。
フォローアップ研修とは、新入社員研修から一定期間を経て、再度開催される研修のことを言います。入社後、それぞれ配属された店舗や部署での仕事の振り返りや、現時点で必要な知識を学ぶ場として実施されます。
参加者は、新宅さん、栗田さん、大桃さんの3名。元気で明るく、活躍が期待されている3人です。
1時間目は、百瀬さんによる「問題と課題」についての研修です。
百瀬さん
「日ごろの仕事でよくつかう言葉『問題と課題』。混同して使ってしまいがちな言葉なので、意味を理解しておくことはとても重要です。」
研修では頭と手を動かします。序盤は問題と課題の仕分けをするワークです。
10個ある例文を、問題と課題に分けてみます。開始当初は理解があいまいで、各自バラバラだった答えも、見分けるポイントや違いを学ぶことで、スッキリ理解できました。
2時間目は、入社から現在までの、成果と成長の振り返りです。これまで取り組んだ仕事において、自分自身の成長につながったことや、自分に求められている役割をダイアローグ形式で話し合います。
研修事務局では、3名それぞれの上司から、彼らがどんな事に貢献してきたか、どんな強みがあるか、また、今後の課題についても、事前にフィードバックを受け取っていました。
自分自身による評価と、上司から求められていることを突き合わせることで、等身大の自分を客観的にみることができ、より明確な目標を設定することができます。
そして3時間目。1年先輩の3年目ペア松岡さんと吉田さんによる研修です。
内容は「PDCAサイクルを学ぼう」。
緊張しながらも、PDCAの重要性や、演習の進行をおこなった松岡さん・吉田さんペア。
「PではなくCからはじめてもいいのですか?」
するどい質問にたじろぐ場面もありましたが、ふたりにとっても先輩社員として、いい経験になったようです。
最後は、研修の集大成となる、自己目標の設定と課題の抽出です。
1年後の自分のゴールを設定し、達成するために必要な行動を洗い出しました。
ここで作成した成果物を職場へ持ち帰り、さらに上司と共有した上で、具体的なアクションをおこなっていきます。
後日、参加者の3名から頂いた感想では、
「自分の考えと上長の考えを直接照らし合わせてギャップを認識できたことがうれしかった」
「普段は違う場所で働く同期の成長を見てとても良い刺激になった」
「自分とチームのあるべき姿の設定をしっかりと話し合い、成長する方向を間違えないようにしたい」
と、研修の効果が期待できる前向きなコメント。今度は自分たちの経験を、研修の講師としてお披露目する日がくるかもしれません。
ももちえ