まつきょんです。
府中市宮西町にある和食屋「和楽酔竹」さんにお邪魔しました。
酔竹さんは、E-KITCHENくるる店にお弁当を出品して頂いている地元の飲食店で、ビジネスパートナーさんです。
今回取材のお時間をいただき、店主の竹内さんから「和楽酔竹」さんの魅力を深堀すべく、E-KITCHENくるる店の會田(あいた)さんがインタビューに行ってきました。
會田さん:今回は取材のお時間をいただき、ありがとうございます。
さっそくですが、お店の名前の由来について教えてください。
竹内さん:30代前半で挫折を経験しまして、悔しさやもどかしさからその時期はよく酔いつぶれていました。
そんな私を見た友人から「酔い竹だ!酔い竹だ!(酔っている竹内)」とあだ名をつけられましたね(笑)
その後、周りの方に支えられて乗り越えることができ、自店をオープンすることができました。
当時の想いを忘れないため、また「みんなで楽しく過ごしてほしい」という想いをこめて、「和楽酔竹」としました。有名な占い師さんに、「あなたを助けてくれる人が集まるよ!」と言って頂けたことも理由のひとつです。
會田さん:竹内さん自身のエピソードがお店の名前につけられていたのですね。
では、E-KITCHENくるる店に出品しようと思った理由を教えてください。
竹内さん:さくらコマースのことは府中の企業で、友人からよく聞いていたので知っていました。E-KITCHENのお話をいただいた際に、担当者から本気度が伝わってきましたし、私自身も挑戦したいと快諾しました。
その本気に応えようと半月に1回のペースでメニューを変えて、お客様が飽きない工夫をしています。やるからには、みんなで一生懸命頑張って良くなりたいし幸せになりたいですよね。
會田さん:ありがとうございます。
メニューが常に変わっていることで、お客様も飽きないですし「今日はどんなメニューかな」と楽しみになります。
竹内さん:私のお店では、地元に関わる人たちから食材を仕入れており、メニューは地元府中の農家さんに収穫できる野菜を伺ってから決めています。こだわりは、地元の野菜を中心とした和食です。
また、私たち板前は「食べ物を活かすこと」が役割だと思っています。
例えば、茄子のヘタは刻んで油で揚げれば、とげがなくなるから佃煮したり、キャベツの外側は苦いから一度湯がいて水にさらして、熱いゴマ油をかけてナムル風にしたりと全ての素材を活かします。
會田さん:人や食材との出会いを大切にされていることがわかりました。
しかし、メニューを考えるのは大変ではないですか?
竹内さん:考えること自体は難しくないのですが、弟子たちに教えるのが大変です。
自分で全て作ってしまった方が早いですが、それでは弟子たちは育ちません。
彼らには、早く一人前になって立派な料理人になってほしいですし、それが私の使命でもあります。
常に同じ味をつくれるように、基本の味から教えています。
會田さん:優しさの中に厳しさがあり、お弟子さんへの愛情の深さがわかりました。竹内さんの弟子時代も同じように教わってきたのですか?
竹内さん:師匠である親方から日本料理とは「心」であると、言葉づかいや上下関係の大切さ、人に対する感謝の気持ちなど人として大切なことを教えていただきました。昔の親方はとても厳しかったのですが、愛情深かったですね。成長をすることができましたし色んな方とのつながりもできました。
會田さん:竹内さんの原点を知ることができました。
現在新型コロナウイルスの影響で外部環境が大きく変化していますが、竹内さん自身が変わったことは何でしょうか?
竹内さん:今まで、テイクアウトやお弁当に対して、こんな真剣に考えたことがありませんでした。
課題を与えて頂いたような感じですね。「どうしたら酔竹の味を知っていただけるか」より深く考えるようになりました。
おかげで頭の中が活性化され色んな発想が生まれています。いくつになってもチャレンジする気持ちは忘れてはいけないですね!
E-KITCHENくるる店とのつながりに、とても感謝しています。
竹内さんが日々大切にしていることは「優しさ」「思いやり」「感謝の気持ち」であり、人と人とのつながりを深めています。
また、インタビューを務めた會田さんからは「お店の名前の由来から板前の役割まで、深く知ることができて良かった」「今回のお話を販売トークに盛り込んでいきたい」とお話があり、普段と違った視点で新たな気づきを得ることができました。
竹内さん、お忙しいところありがとうございました。