初めまして、しんちゃんです。
先日、府中市寿町にある「お好み焼きレストラン さかえや」さんにお邪魔させて頂きました。
「さかえや」さんは、前回ご紹介した酔竹さんと同じく、E-KITCHENくるる店にお弁当を出品して頂いている地元府中の飲食店で、ビジネスパートナーさんです。
今回はランチ後のお時間を頂戴し、オーナーシェフの保坂さんに直接インタビュー!E-KITCHENくるる店の會田(あいた)さんがその魅力に迫ります!
會田さん:今日はお忙しい中お時間を頂き、ありがとうございます!
まずはお店の名前の由来からお聞きしたいのですが…。
保坂さん: 「お好み焼きレストラン さかえや」が5年、父の代で「お好み焼きさかえや」が25~6年。更にその前の祖父の代は和菓子の販売、卸し業など色々やっていましたね。
「さかえや」は祖父が命名して、それから父、私へと継いできましたが、実は何故「さかえや」にしたのか、詳しいことは私も知らないんです(笑)
おそらく「栄える」「繁盛」などからきているのではないかな~と思います。
會田さん: そんなに幅広く…!初耳でした!ずっと府中に根付いて商売をされていたんですね。
會田さん:他にも色々な料理がある中で、どうしてスウェーデン料理の道に進もうと思われたのでしょうか。
保坂さん:修業時代に都内の様々なお店で経験を積んでいる中、スウェーデン料理を提供するレストランに声をかけて頂き、働くことになりました。
スウェーデン大使館の方々が多く来店しているレストランだったので、様々な人にも出会え、他では経験できないことができる環境でした。
毎日がとても刺激的だったことを覚えています。
會田さん:その後、お父様のお店を継がれたのですね。
保坂さん:地元である府中に戻ってきたのは独立を考えていた30代後半ごろでした。
先代がお好み焼きとして「さかえや」を多くのお客様に愛されるお店に育ててくれましたが、お好み焼きって「今日は気分じゃないな」と思ったら選択肢にすら入らないじゃないですか。
でも他に、「スウェーデン料理」「チャーハン」「ハンバーグ」とメニューが豊富にあったら、「色々食べられる『さかえや』に行こう!」と思って頂けると考え、先代である父から継ぐ際、店名に「レストラン」と付け加えました。
會田さん:お好み焼きとスウェーデン料理が一度に楽しめるお店なんて他にないですよね。オンリーワンだと思います!
會田さん:今はどの飲食店様も大変な時期だと思いますが、コロナ禍になって変わった点などありますか?
保坂さん:やっぱりお酒が提供できなくなった点は大きな変化です。ただ、料理人としてのスキルはコロナ前よりも確実に上がりました。お弁当は本当に難しいジャンルで、手に取って頂くまでのハードルが一番高いので、第一に見た目。そこから、冷めても美味しい料理であることや、再加熱しても味が変わらないかなど、様々な点を考慮します。私は自分で考えながら料理をするのが好きなので、お弁当作りやテイクアウトも楽しみながら挑戦できています。
他にも、府中の少年サッカーチームのコーチとして子ども達にサッカーを教えたり、サッカー連盟のお手伝いをする傍ら、「子ども食堂」のサポートにも参加するなど、様々な「地元府中に根付いた取り組み」に尽力されている保坂さん。
「お店の合間に、できる時にやっているだけですよ」と謙遜されていましたが、ご自分のお店の経営だけでもとても大変なことです。
それでも、「どの活動も『人と人を繋ぐ役割』があると感じています」と、今後も続けられる限りは続けていきたいと語って下さいました。
料理人としての一面に留まらず、様々な場面で「楽しく」「考えながら」と取り組んでいらっしゃる保坂さん。小さなお子様からご年配の方まで、幅広い世代に人気のE-KITCHENのお弁当にも、その思いや愛情が表れているのではと感じることができました。
保坂さん、お忙しい中ありがとうございました!